形態 |
体色は灰色〜灰白色(淡いピンク色を帯びるものもいる)で黒い横帯がバンド状に入り、まだら模様が明瞭である。他種と見間違えられる可能性は低い。(アオダイショウの幼蛇と似るが
瞳孔が縦の楕円形であることで、区別できる) |
分布の概要 |
花巻市(石鳥谷)、住田町、陸前高田市、宮古市、奥州市(江刺)で生息が確認されている。狭い範囲で、複数の個体が確認されているが、連続的な分布は見られない。北海道(札幌近郊のみ)、奥尻島、本州から九州までほぼ全域に分布。 |
生育状況 |
平地から山地までさまざまな環境に生息している。夜行性で大きな石の下などに隠れていることが多い。トカゲや小さなヘビ等を餌としている。県内では山間地の切通しの岩場や渓流沿いの石場、或は道路上、民家の庭先等で生息が確認されている。なかには下水道に紛れ込み民家の浴室の排水路から出てきて確認された個体もある。現在の確認記録から推測すると生息域が狭く、生息密度が低いので希少である。 |
生存に対する脅威 |
土地開発による山間地の道路や民家の敷地舗装化、三面張りコンクリート側溝の施設等による生息域の分断、生息地の縮小。トカゲやカナヘビなどが生息出来るような環境、例えば、里山では石垣や背丈の低い草地、山地帯では林縁部の岩場や背丈の低い草地など多様性のある環境を保全して置くことが大切である。 |
特記事項 |
日本固有種 |
文献 |
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写真 |
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