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オオコノハズク
フクロウ目フクロウ科
Otus lempiji (Horsfield)
岩手県:Dランク        環境省:なし

形態 コノハズクよりやや大きく、羽角もやや長い。褐色〜灰褐色で黒の細かな斑紋があり、目は橙色。あまり鳴かないが、繁殖期にはウォッ、ウォッと低い声で鳴く。
分布の概要 留鳥または漂鳥。平地から山地の大径木のある樹林に生息するが、人里近くの社寺林等にも生息する。確実な生息記録は多くないが、県北〜県央部、沿岸部で記録がある。秋の漂行時には河川沿いの低地などでも記録がある。
生育状況 夜行性でネズミ類などの小動物や小鳥、昆虫などを捕食する。主に大径木の樹洞で繁殖するが、人里の作業小屋(1977大迫町)や巣箱(1991大迫町)での営巣例がある。盛岡市(2000雫石川河川敷)では標識調査中に漂行個体が確認されたが、目に付きにくいこともあり記録は極めて少ない。
生存に対する脅威 樹洞のある大径木の減少。土地改変や環境汚染に伴う餌動物の生息環境の悪化。カラス類の増加と迫害など。
特記事項
文献
写真