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ノビタキ |
スズメ目ヒタキ科 |
Saxicola torquatus (Linnaeus) |
岩手県:Cランク 環境省:なし |
形態 | 体長13cm、雄の夏羽は黒い頭背部と白い腹部、及び首周りと翼、尾部の白斑、喉の赤褐色斑が目立つ。雌は全体にくすんだ赤褐色であるが、やはり翼の白斑が目立つ。囀りはヒーチュピチー、地鳴きはジャッジャッジャ。 |
分布の概要 | 30〜40年前は荒川高原、玉山、藪川、平庭、折爪などの北上高地や岩手山周辺の草地で繁殖期に普通に見られたが、最近は数個所で少数生息するのみ。ただし渡りの時期には各地で目撃される。ユーラシア大陸からアフリカにかけて広く分布するが、日本では主に本州中部以北の草原、河原で繁殖し、冬期は東南アジアに渡る。 |
生育状況 | 盛岡市玉山区の姫神山西斜面の旧野焼き牧野、葛巻町上外川、種山が原物見山、松尾八幡平の鉱山跡の草原、西和賀町貝沢などに繁殖期に少数が生息する。低山地から山地の裸地の多い背丈のやや高い草地や草本低木の生える荒地で繁殖する。洋種の牧草の生える集約牧野では殆ど生息しない。 |
生存に対する脅威 | 在来植物種からなる旧採草地の近代牧野への変換、草原の開発など。 |
特記事項 | |
文献 | 東北地域環境計画研究会(2000) 北上山系の未来―回顧と展望―.pp168. |
写真 |