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ウトウ
チドリ目ウミスズメ科
Cerorhinca monocerata (Pallas)
岩手県:Cランク        環境省:なし

形態 全長37cm位。冬羽は頭と背面は暗褐色、くちばしは橙色。夏羽では目のまわりに二本の白い飾り羽が生え、くちばしの上に突起ができる。
分布の概要 太平洋北部に生息し、北海道沿岸の岩礁や島で繁殖するが、牡鹿半島の足島でも集団で繁殖する。山本弘氏は1950年代に陸前高田市椿島で繁殖、巣穴は100と書いているが、その後繁殖は確認されていない。洋上で普通に見られる。
生育状況 周年、沿岸の洋上で見られる。深く潜水して魚類を捕食する。繁殖地では日中は沖で暮し、暗くなると一度に10匹前後のイカナゴなどをくわえて給餌に帰巣する。
生存に対する脅威 潜水するので延縄漁と刺し網漁の犠牲になる。
特記事項
文献 佐藤広己(1990)「海鳥刺し網混獲被害」科学朝日.
山本 弘(1955)「岩手県海岸で繁殖する鳥類」野鳥.
黒田長久(1964)「岩手県大槌地方鳥類採集記」採集と飼育.
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