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シノリガモ |
カモ目カモ科 |
Histrionicus histrionicus (Linnaeus) |
岩手県:Cランク 環境省:絶滅の恐れのある地域個体群 |
形態 | オスは藍黒色で脇は赤茶色、顔の全半部と目の後、胸や背などに白斑模様が目立つ。メスは灰褐色で下面はやや淡く、目の回りに白斑模様があり、雌雄ともに特徴ある色彩紋様を持ったカモである。 |
分布の概要 | 主に冬鳥として沿岸に渡来する海ガモ。三陸沿岸の岩礁の多いところを好むが、内陸の盛岡市や北上市の河川でも希に記録がある。一方、繁殖期の春〜夏にかけても安比川(1992.7月)、和賀川支流(1998.5月)で確認情報があるが、確実な繁殖記録はない。 |
生育状況 | 冬季は主に岩礁の多い海岸に渡来する。隣県の青森、宮城の山間渓流ではごく少数の越夏繁殖記録があり、おおむね深い森林地域でブナ等の広葉樹林が水辺を覆い被すような渓流に生息する。 |
生存に対する脅威 | 冬季の狩猟時における狩猟鳥との誤認。放置された釣り糸や魚網等による事故。海洋汚染。山間渓流への釣り人等の入込み増加。ブナ林などの森林地域における改変。 |
特記事項 | |
文献 | |
写真 | 岩手県外で撮影 |