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ウミガラス
チドリ目ウミスズメ科
Uria aalge (Pontoppidan)
岩手県:Bランク        環境省:絶滅危惧TA類

形態 全長43cm位。オロロンチョウとも呼ばれる海鳥。頭から背面はまっ黒で、腹は白い。
分布の概要 1970年代には北海道の天売島の岩棚で8000羽も繁殖したが、刺し網の犠牲になることでほとんど滅びた。デコイをおいて繁殖の誘致をしているが、オオセグロカモメ、ハシブトガラスによる雛の食害で、繁殖するものは10数羽である。
生育状況 冬鳥として本州北部の海上に渡来する。洋上に浮かび、深く潜水して魚類を捕食する。かつては普通種だったが減っている。三貫島周辺で見られることがある。
生存に対する脅威 潜水するので海中に張られる刺し網漁、延縄漁の犠牲になる。
特記事項 佐藤広己(1990)「海鳥刺し網混獲被害」科学朝日.
黒田長久(1954)「岩手県大槌地方鳥類採集記」採集と飼育.
文献
写真