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コアジサシ
チドリ目カモメ科
Sterna albifrons Pallas
岩手県:Bランク        環境省:絶滅危惧U類

形態 体長28cm。体と尾は白色。背と翼の上面は淡い青灰色。頭は黒く額に白斑。アジサシに似るが小さい。 
分布の概要 夏鳥として本州以南に渡来して繁殖する。宮城県蒲生海岸では1976年から1983年まで200〜300の営巣があり、八戸市では1980、1981年埋め立て地で繁殖した。広田湾に飛来することがあるが、岩手県では稀。
生育状況 干潟、河川、湖沼、港などをひらひら飛び、キリッ、キリッと鳴く。水中にダイブして小魚を捕食する。集団で営巣するが各地で繁殖地が消え、生息数が減っている。
生存に対する脅威 港の建設。営巣地へ人や犬の立ち入り、車や二輪車の侵入。カラスが卵を奪うことがある。
特記事項
文献 三河正男(1980)「八戸市におけるコアジサシの繁殖記録」青森県生物学会八戸支部研究資料26.
蒲生を守る会会報(2006)「蒲生海岸におけるコアジサシの営巣状況」.
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