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アカモズ |
スズメ目モズ科 |
Lanius cristatus Linnaeus |
岩手県:Aランク 環境省:絶滅危惧TB類 |
形態 | 雄は赤い頭背尾部に白い腹部が目立ち、黒い眉斑がくっきり通る。体長20cm程度で、キュー、キュー、ギチギチギチと鳴く。 |
分布の概要 | 日本全土を含む東アジアで繁殖し、冬期は中国南部や東南アジアに渡る。かつてはモズよりは少ないものの岩手県内の農耕地や山地の灌木林、若い人工林、草地で繁殖したが、最近は非常に希になり、国内でも少ない。 |
生育状況 | かつては、盛岡市下厨川の林試構内その他の盛岡市近郊、小岩井農場、北上高地の牧野などで普通に見られたが、最近は殆ど見られない。近年の記録は2009年8月10日の花巻市石鳥谷町北寺林の1例のみである。 |
生存に対する脅威 | 急激な減少の原因として、農村や都市近郊ではカラス類による迫害、山地では若い造林地の減少、さらに越冬地の環境変化、地球温暖化などが考えられる。 |
特記事項 | |
文献 | 盛岡市 (1977) 盛岡市域の自然環境調査報告書, 112pp. 花巻野鳥観察会会報 「アカショウビン」(2010). |
写真 |