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トキ |
ペリカン目トキ科 |
Nipponia nippon (Temminck) |
岩手県:絶滅 環境省:野生絶滅 |
形態 | 全長77cm位。雌雄同色。成鳥は額から目のまわりが裸出して赤い。嘴は長くて先端が曲がる。全身が白いが後頭の冠羽、翼、尾はトキ色(橙赤色)で、夏羽の後頭、肩羽、背は灰色を帯びる。 |
分布の概要 | 東アジアに広く分布したが20世紀に激減した。日本では佐渡で1981年に最後の野生のトキ5羽が人工飼育に移されたが繁殖に失敗。中国では1981年陝西省で発見された7羽から繁殖に成功。2011年には1600羽余りに増えている。 |
生育状況 | 佐渡では中国から寄贈されたペアから飼育繁殖に成功し、2012年10月まで108羽が放鳥された。2012年には18ペアが野外で営巣し、3ペアから8羽の雛が巣立っている。本県では明治初期の乱獲で亡びた。 |
生存に対する脅威 | 水田や湿地の開発や農薬の多用。 |
特記事項 | |
文献 | 遠藤公男(1994)「盛岡藩御狩り日記」 講談社. |
写真 |