形態 |
前腕長27~34mm、体重4~8g、体毛は薄茶色から黄土色、この体毛は尾膜まで及ぶ、鼻部は筒状でやや外側に突出している、翼は広短型。 |
分布の概要 |
県内では二戸町、旧山形村、山田町、宮古市、大槌町、釜石市、岩泉町、旧川井村、旧大迫町、旧玉山村、盛岡市、岩手山・八幡平地域、旧安代町 で確認されている。 |
生育状況 |
広葉樹林の樹洞、樹皮下や枯れ葉などをねぐらとし低木林から高木林と樹林内の環境を広く利用している。 |
生存に対する脅威 |
繁殖、冬眠場としての樹林が、森林伐採により消失してしまうこと。広葉樹林の適切な面積保全、樹林の連続性の維持が必要である。 |
特記事項 |
近年、生息確認例が多くなったが削除とまでは断定できない。 |
文献 |
遠藤公男(1980)宮古市の哺乳類.宮古市の自然, pp.117-120. 宮古市.
15.Yoshiyuki、M. (1989) A systematic study of the Japanese Chiroptera. Nat. Sci. Mus., Tokyo. pp.242
日本野生生物研究センター (1991) 生態系保全に着目した計画策定手法に関する研究調査報告書,103pp. |
写真 |
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