| トップページ | RDBについて | RDBカテゴリー | 検索 |

ホンドオコジョ
食肉目イタチ科
Mustela ermine nippon Cabrera (Linnaeus)
岩手県:Bランク        環境省:準絶滅危惧

形態 頭胴長オス180〜200mm、メス140〜170mm。尾長オス40〜60mm、メス70mmとイイズナの倍近く、先端部が黒い。夏毛は背面がこげ茶色、覆面は白色。冬毛は全身白くなるが、尾の先端部は冬でも黒。
分布の概要 本州北部に生息し、岩手県では、早池峰山(今回の改訂作業で捕獲、岩手大学で保管)、薬師岳、五葉山、岩泉町、八幡平(今回の改訂作業で目撃報告あり)などの、標高が高く、比較的岩場が多い地域に生息。しかし分布域はせまいと考えられる。
生育状況 北上高地、奥羽山地の標高の高い、限られた地域に生息する。
生存に対する脅威 温暖化、さらにはシカの高標高域への分布拡大による生息環境の改変。
特記事項
文献 増田戻樹(1996)日本動物大百科1.オコジョとイイズナ.132-135.平凡社
野柴木 洋(1995)オコジョの不思議.135pp.どうぶつ社.
写真