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ニホンカワウソ |
食肉目イタチ科 |
Lutra lutra nippon Imaizumi et Yoshiyuki |
岩手県:絶滅 環境省:絶滅 |
形態 | 頭胴長 60〜80cm 尾長 40〜60cm 背中は茶色、腹は灰白色。四肢の指に水かきがあり、尾が太く円錐形をしている。 |
分布の概要 | 明治末までは全国の水辺に広く分布していたと考えられる。岩手県内では、1944年に葛巻町の馬淵川で親子3頭が目撃されて以来情報はない。2012年に環境省はそれまでの絶滅危惧TA類から、絶滅種に変更した。 |
生育状況 | 第二次世界大戦まで、本種の毛皮に対する需要が大きく、そのため狩猟により大幅に減少した。その後さらに水質汚染による餌動物の減少、護岸工事などの河川改修によるねぐら、繁殖場所(土穴が必要とされる)の喪失も絶滅の原因と考えられる。近年も各地で時々目撃情報が時折寄せられるが、ほとんどの場合他の動物の誤認である(西日本では、ヌートリア、ミンクなど、岩手県ではハクビシンほか)。 |
生存に対する脅威 | 環境省は2012年に全国で絶滅に変更した。 |
特記事項 | 遠藤公男(1994)盛岡藩御狩り日記,261pp.講談社. 遠藤公男(1987)カワウソ「岩手の鳥獣百科」,pp.216.岩手日報社. |
文献 | |
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