| トップページ | RDBについて | RDBカテゴリー | 検索 |

ミヤマイ
イグサ科
Juncus beringensis Buchenau
岩手県:情報不足        環境省:準絶滅危惧

形態 高さ15〜40cmになる多年草。根茎は這い、節間はきわめて短い。茎は円筒状、葉は茎の下部に鱗片状になってつく。7〜9月、花序は仮側生で、2〜5個の花をつける。花被片は黒褐色で光沢があり、披針形で先端は尖る。雄ずいは6個。種子は長楕円形で、両端に尾のあるおがくず状となる。
分布の概要 早池峰山から報告されている。北海道・本州(中部地方以北)、千島・カムチャツカ・アリューシャン列島・ベーリング沿岸地方に分布する。
生育状況 高山帯の湿性地に生育する。
生存に対する脅威 水環境の変化、踏みつけなど。
特記事項 現在、確認されている個体数はきわめて少ない。
文献 大迫町立山岳博物館(編)(1983)早池峰連峰産高等植物目録,「早池峰の植物」(大迫町立山岳博物館編),249-264,岩手県大迫町
高野祐晃(2003)岩手県産植物分布資料(6)いわてレッドデータブック情報不足種について,岩手植物の会会報40:46
写真