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コムラサキ |
クマツヅラ科 |
Callicarpa dichotoma (Lour.) K.Koch |
岩手県:情報不足 環境省:なし |
形態 | 樹高1〜1.5mになる夏緑広葉低木。枝は細長く伸び、紫色を帯び、はじめ星状毛があるがのちに無毛となる。葉は対生し、倒卵状楕円形で、上半部に鋸歯がある。7〜8月、葉腋のやや上部から集散花序を出し、淡紅紫色の花を密につける。果実は球形で、紫色に熟す。 |
分布の概要 | 盛岡市、花巻市、北上市、奥州市などで確認されている。本州・四国・九州、朝鮮半島・中国に分布する。 |
生育状況 | 平野の湿地周辺に生育する。 |
生存に対する脅威 | 湿地開発、盗掘など。 |
特記事項 | 果実が美しいことから、庭園木として植栽されている。盛岡市の生育地はすでに絶滅したと考えられる。野生化した個体も多く含まれ、さらに詳細な調査が必要とされる。 |
文献 | 高野祐晃(2004)岩手県産植物分布資料(7)スナジスゲほか数種の分布について,岩手植物の会会報41:15-16 高野祐晃・須川直義(2009)北上市和賀・江釣子地区の湧水地の植物,北上市立博物館研究報告17:61-70 大森鉄雄(2012)花巻市のため池・湿性地の植物U―花巻市石鳥谷町域のため池等における水生・湿生植物,花巻市文化財調査報告書6:1-50 |
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