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ミズキカシグサ |
ミソハギ科 |
Rotala rosea (Poir.) C.D.K.Cook |
岩手県:情報不足 環境省:絶滅危惧U類 |
形態 | 高さ10〜30cmの小型の一年生。茎は直立し、多くの枝を出す。葉は披針形で、先端は鋭形となる。枝上の葉は茎上の葉よりも明らかに小さい。秋、花は葉腋につけけ、柄がなく、赤色を帯びる。さく果は直径2mmほどの球形で、紫色を帯びる。 |
分布の概要 | 盛岡市、紫波町、花巻市、奥州市、陸前高田市などから報告されているが、多くの場所で絶滅している。本州・四国・九州・南西諸島、朝鮮半島に分布する。 |
生育状況 | 平地の水田や低湿地などに生育する。 |
生存に対する脅威 | 圃場整備、農薬汚染、耕作・管理放棄(休耕田化)による自然遷移など。 |
特記事項 | 生育地が限定され、人間の生産活動の場所と重なっていることから、個体数は大きく減少し、さらに環境の変化により容易に絶滅する可能性が高い。 |
文献 | 高野祐晃(2003)岩手県産植物分布資料(6)いわてレッドデータブック情報不足種について,岩手植物の会会報40:46 大森鉄雄(2008)岩手県に産する2,3の植物についてXVI,岩手植物の会会報45:30-32 |
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