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シオカゼオトギリ
オトギリソウ科
Hypericum iwatelittorale H.Koidz.
岩手県:情報不足        環境省:情報不足

形態 高さ30cmになる多年草。茎に2条の隆起線が走り、その上に黒点がある。葉にある腺点は淡色、縁に黒色からやや赤い腺点がある。花弁の腺点は淡色、縁には黒色の腺点がある。花弁は小さく、がく片の縁には腺点がほとんどない。
分布の概要 宮古市トドヶ崎から報告されたが、沿岸各地に分布する可能性がある。岩手県以外からの報告はない。
生育状況 岩壁の割れ目や岩礫の堆積した場所に生育する可能性が高い。
生存に対する脅威 自然災害による崩壊、道路工事など。
特記事項 宮古市トドヶ崎から採集された標本に対して命名された植物で、これまで分布等の検討がなされなかった。東日本大震災の大津波が植物に及ぼす影響に関連し、今回、検討を行った。
文献 Koizumi H.(1937)Plantae noeae Nippon-boreales, J.Plants Iwateken 2: 75-105
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