| トップページ | RDBについて | RDBカテゴリー | 検索 |

マルバヤナギ
ヤナギ科
Salix chaenomeloides Kimura
岩手県:情報不足        環境省:なし

形態 樹高20m、胸高直径1mになる夏緑広葉高木。樹冠は円くなり、樹皮は深く縦に裂ける。成葉は互生し、広楕円形で縁に有腺鋸歯がある。葉柄の上部には盤状の腺があり、大きな托葉が基部にある。雌雄異株で、雄花序はまばらに花をつける。雄しべは3〜5本で、ほかのヤナギと明らかに区分することができる。雌花序は初夏に結実、裂開し、種子が散布される。
分布の概要 一関市に分布する。本州(岩手県・山形県以南)・四国・九州、朝鮮半島・中国に分布する。
生育状況 平野の河川中・下流域の河岸や湖沼、ため池の湖岸などの湿性地に生育する。
生存に対する脅威 河川改修に伴う伐採、個体更新が起こりうる裸地の出現する機会の減少、自然遷移など。
特記事項 暖温帯に分布するヤナギで、岩手県は分布の北限となっているが、近年、河川改修が行われており、絶滅した可能性がある。
文献
写真