| トップページ | RDBについて | RDBカテゴリー | 検索 |

ナガミノオニシバ
イネ科
Zoysia sinica Hance var. nipponica Ohwi
岩手県:Dランク        環境省:なし

形態 高さ10〜20cmになる多年草。根茎は地中を伸び、横に広がり、節ごとに直立した稈を地表に伸ばす。稈は細くて硬い。葉先は硬化して刺状となる。6〜8月、総状花序を最上部の葉鞘から抜き出てつく。小穂は細く、1小花からなる。
分布の概要 洋野町、宮古市、山田町、釜石市、大船渡市に分布する。本州、四国、九州、朝鮮半島、中国(東北部)に分布する。
生育状況 海岸の砂地に生育する。
生存に対する脅威 開発事業(防潮堤・港湾建設、埋め立て)、海岸砂地の消失など。
特記事項 東日本大震災の大津波によっていくつかの生育地が消失し、さらに海岸整備により、今後、絶滅が懸念される。
文献 関根清正(2007)洋野町の海岸植物について,岩手植物の会会報44:37-39
写真