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シハイスミレ |
スミレ科 |
Viola violacea Makino var. violacea |
岩手県:Dランク 環境省:なし |
形態 | 高さ10cmになる多年草。地下茎は短く、数枚の葉を出す。葉は3角状狭卵形、長く尖り、低い鋸歯があり、基部は深い心形、表面は深緑色、裏面は帯紫色となる。4〜5月、高さ5〜8cmの花柄を伸ばし、濃紅紫色の花をつける。萼片は広披針形、側弁は無毛、距は長さ5〜6mmで細く、上へ曲がる。 |
分布の概要 | 大槌町、釜石市などに分布する。本州・四国・九州、朝鮮南部に分布する。 |
生育状況 | 丘陵地のアカマツ林やコナラ林などの林床などに生育する。 |
生存に対する脅威 | 森林開発、道路建設、自然遷移など。 |
特記事項 | 変種のマキノスミレが県内各地に分布するのに対して、本種は限られた場所で確認されている。そのため、遺存的隔離分布の可能性が高い。 |
文献 | 武田眞一(2009)岩手県におけるシハイスミレViola violacea Makino var. violaceaの再確認について,岩手植物の会会報46:7-10 |
写真 |