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ユキツバキ
ツバキ科
Camellia rusticana Honda
岩手県:Dランク        環境省:なし

形態 高さ2mになる常緑広葉低木。枝は積雪のために這うことが多く、地表に接した枝から根が出ることもしばしばある。葉は互生し、無毛で、表面は濃緑色で光沢がある。葉柄の上部両側から背部に白毛がある。3〜5月、花は冬芽の最下に腋生し、1〜2個つける。果実はまれにしか成熟せず、やや細長い。
分布の概要 西和賀町、奥州市胆沢区に分布する。本州(東北地方〜北陸地方)に分布する。
生育状況 山地に群生することがしばしばある。
生存に対する脅威 森林開発、道路工事など。
特記事項 母種のヤブツバキは暖地性で、県内では分布を異にする。庭木として植栽される場合もある。奥州市胆沢区に県指定天然記念物「胆沢川流域ユキツバキ群落」がある。
文献 大森鉄雄・高橋久(1984)岩手県に産する2・3の植物についてVIII,岩手植物の会会報21:31-32
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