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ツルナ |
ツルナ科(ハマミズナ科) |
Tetragonia tetragonoides (Pall.) Kuntze |
岩手県:Dランク 環境省:なし |
形態 | 高さ40〜60cmになる肉質の多年草。茎や葉の表面には粒状の突起がある。茎は分枝し、下部は横に這う。葉は互生し、菱形から卵状3角形となる。4〜10月、葉腋に1〜2個の緑黄色の花をつけるが、花弁はない。萼筒は5稜があり、果時に肩の部分に4〜5個の突起が出る。果実は木質で硬く、裂開しない。 |
分布の概要 | 洋野町、山田町、釜石市、陸前高田市などに分布する。北海道(南西部)・本州・四国・九州・琉球、太平洋沿岸に広く分布する。 |
生育状況 | 海岸の砂地に生育する。 |
生存に対する脅威 | 海岸整備・開発(防潮建設、埋め立てなど)、草刈り、踏みつけなど。 |
特記事項 | 東日本大震災の大津波により、多くの個体が失われた可能性が高く、今後の海岸整備によって絶滅することが懸念される。 |
文献 | 吉田繁(1985)数種の植物と新産地,岩手植物の会会報22:31-36 関根清正(2007)洋野町の海岸植物について,岩手植物の会会報44:37-39 |
写真 |