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コアゼガヤツリ
カヤツリグサ科
Cyperus haspan L. var. tuberiferus T.Koyama
岩手県:Cランク        環境省:なし

形態 高さ20〜60cmの多年草。根茎は細長く伸び、稈を節ごとに単生し、無葉身の鞘となる葉をつけるか、あるいは叢生し、葉身が発達する葉をつける。8〜11月、複生または単生で、まばらに小穂をつける。苞は1〜2個、葉状で、花序と同長か少し長い。鱗片は狭長楕円形、鈍頭で、上端はへこむ。そう果は白色で、鱗片の1/3の長さで小さい。
分布の概要 雫石町、花巻市、奥州市などに分布する。本州・四国・九州・琉球、全世界の暖地に分布する。
生育状況 湿原や沼地、水田などに生育する。
生存に対する脅威 湿地開発、圃場整備、草刈り、乾燥化など。
特記事項 個体数がやや少ない。
文献 大森鉄雄(2012)花巻市のため池・湿性地の植物U―花巻市石鳥谷町域のため池等における水生・湿生植物,花巻市文化財調査報告書6:1-50
大森鉄雄(2010)花巻市のため池・湿性地の植物T―旧花巻市域のため池・湿性地における水生・湿生植物,花巻市文化財調査報告書4:1-35
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