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ヒナスゲ |
カヤツリグサ科 |
Carex grallatoria Maxim. var. grallatoria |
岩手県:Cランク 環境省:なし |
形態 | 高さ5〜20cmの小形の多年草。根茎は繊細で短く分枝し、叢生する。基部の鞘は灰褐色または赤紫色で、わずかに糸網になる。稈は糸状3稜形で、上部はざらつく。葉は糸状で、上面に刺毛が散生する。雌雄異株で、小穂は異なる。雄小穂は稈頂に単生し、線形で、赤褐色になる。雌小穂は広線形で、まばらに3〜5個の雌花をつける。果胞は楕円形、3稜形で、淡黄緑色、両側に2肋脈がある。 |
分布の概要 | 山田町、大槌町、釜石市、住田町、大船渡市などの沿岸に生育する。本州・四国・九州に分布する。 |
生育状況 | 明るい森林の林床や岩上に生育する。一面に覆われているところもある。 |
生存に対する脅威 | 森林開発など。 |
特記事項 | 分布の北限にあたる。 |
文献 | 菊地政雄(1965)北上山系の植物相(概報)T,岩手植物の会会報2:1-12 |
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