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ミヤマクロスゲ |
カヤツリグサ科 |
Carex flavocuspis Franch. et Sav. |
岩手県:Cランク 環境省:なし |
形態 | 高さ10〜50cmになる多年草。根茎は短い匐枝を出し、まばらに叢生する。基部の鞘は一部が無葉で暗褐色、繊維状に細裂する。小穂は3〜5個がつき、頂小穂は雄性で長楕円形、側小穂は雌性で長い柄があって点頭し、長楕円形または円柱状、密に花をつける。果胞は淡黄緑色で、楕円形、細脈があり、上部は急に狭くなり短小嘴で、花頴より短い。そう果ははなはだゆるく果胞に包まれる。 |
分布の概要 | 岩手山、栗駒山、早池峰山に分布する。北海道・本州(中部地方以北)、南千島に分布する。基準標本は御岳で、北海道、千島・サハリン、カムチャツカに分布する。 |
生育状況 | 高山帯の火山砕石や砂礫のあるやや乾いた草原に生育する。 |
生存に対する脅威 | 踏みつけ、登山路の整備など。 |
特記事項 | 生育地が少ない。 |
文献 | 千葉博・小水内正明(2009)岩手山の植物群落―火山荒原植生U―,岩手植物の会会報46:11-16 |
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