| トップページ | RDBについて | RDBカテゴリー | 検索 |

ミヤマヒナホシクサ
ホシクサ科
Eriocaulon nanellum Ohwi
岩手県:Cランク        環境省:なし

形態 高さ2〜8cmの小形の一年草。葉は線形で、3〜5脈が格子状で、少数つく。8〜9月、細い花茎に頭花を1個つける。頭花は少数の花からなり、総苞片は3〜5個で、長楕円形、黒藍色を帯び、先端は鈍頭で、ときに小毛がある。雄花の萼は上部に単細胞の小毛がある。雌花の萼では内面と外面は無毛、上部は有毛となる。
分布の概要 八幡平、秋田駒ヶ岳、焼石岳などに分布する。本州(東北地方)に分布する。
生育状況 高層湿原内の水がわずかにある小凹地に生育する。
生存に対する脅威 乾燥化、木道などの工作物の布設、踏み荒らしなど。
特記事項 生育地は少なく、特殊な環境に生育する。
文献 竹原明秀・菅原亀悦(1996)大白森湿原の植生,「南八幡平地域湿原調査事業大白森湿原学術調査報告書」,39-70,岩手県生活環境部自然保護課
写真