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ドロイ |
イグサ科 |
Juncus gracillimus (Buchenau) V.I.Krecz. et Gontsch. |
岩手県:Cランク 環境省:なし |
形態 | 高さ40〜70cmになる多年草。根茎は長く這い、節間は短い。全体はやや粉白色を帯びる。茎は円筒状、葉は線形で、鞘は短く、葉耳は小さい。5〜7月、花は集散花序の小枝につく。花被片は卵形で、背部は暗紫色、その両側は赤褐色、円頭となる。雄ずいは花被片の約2/3で、葯は花糸とほとんど同長となる。さく果は褐色または赤褐色で、やや光沢があり、花被片より長い。 |
分布の概要 | 沿岸に分布する。北海道・本州・四国・九州、朝鮮半島・中国・サハリン・シベリア東部に分布する。 |
生育状況 | 海岸近くの日当たりよい湿地などに生育する。 |
生存に対する脅威 | 海岸・河川開発、海岸・河口整備(防潮堤建設など)など。 |
特記事項 | 東日本大震災の大津波により、個体数が減少した。 |
文献 | 高橋大等(1997)三陸海岸の海痕植生U―宮古湾岸の海浜植生について―,岩手植物の会会報34:1-9 |
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