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キンコウカ |
ユリ科(キンコウカ科) |
Narthecium asiaticum Maxim. |
岩手県:Cランク 環境省:なし |
形態 | 高さ20〜40cmになる多年草。根茎は横に這い、根出葉を叢生する。葉は剣状線形で、中脈から左右が表面を内側に折りたたまれている。7〜9月、花茎は数個の短い葉をつけ、茎頂に総状花序をつける。花被片は線形で、黄色、花後は緑色になり、落ちない。雄ずいは花被片よりも短く、花糸に白色の縮毛が密生する。 |
分布の概要 | 奥羽山脈に分布する。北海道・本州(中部地方以北)に分布する。 |
生育状況 | 山地〜亜高山帯の湿原、雪田などの湿性地に生育する。 |
生存に対する脅威 | 湿原開発、盗掘など。 |
特記事項 | 山地帯にある生育地は絶滅した場所もある。 |
文献 | 高野祐晃・須川直義・及川一(2007)ハバラ谷地湿原の植物相,北上市立博物館研究報告16:133-144 菅原亀悦・竹原明秀(1990)栗木ヶ原湿原の植生,「南八幡平地域湿原調査事業栗木ヶ原湿原学術調査報告書」,44-74,岩手県生活環境部自然保護課 |
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