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アギナシ |
オモダカ科 |
Sagittaria aginashi Makino |
岩手県:Cランク 環境省:準絶滅危惧 |
形態 | 高さ30〜80cmになる抽水生の多年草。根茎は短く、走出枝を出さず、葉腋に多数の小球茎を形成して繁殖する。葉は根生し、長い柄がある。葉身は矢じり形、頂裂片は披針形で鈍頭、側裂片は頂裂片よりも少し短い。7〜10月、葉の間から花茎を伸ばし、輪状総状花序をつけ、雄花は上部、雌花は下部につける。萼片は緑色で3個、花弁は白色で円形で3個ある。 |
分布の概要 | 県内各地に分布する。北海道・本州・四国・九州、朝鮮半島に分布する。 |
生育状況 | 水田や浅い池、ため池の縁、山間地の湿原などに生育する。 |
生存に対する脅威 | 池沼・湿地開発、水質汚濁、農薬汚染などがある。 |
特記事項 | 自然性の高い湿地に主に生育する。 |
文献 | 大森鉄雄(2012)花巻市のため池・湿性地の植物U―花巻市石鳥谷町域のため池等における水生・湿生植物,花巻市文化財調査報告書6:1-50 大森鉄雄(2010)花巻市のため池・湿性地の植物T―旧花巻市域のため池・湿性地における水生・湿生植物,花巻市文化財調査報告書4:1-35 |
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