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モリアザミ
キク科
Cirsium dipsacolepis (Maxim.) Matsum.
岩手県:Cランク        環境省:なし

形態 高さ50〜100cmになる多年草。根は直根状で深く、地中に伸びる。茎はほとんど分枝せず、直立する。根出葉は花時になくなる。茎葉はやや硬い草質で、長楕円状披針形、羽状に切れ込む。9〜10月、枝頂に1個の紅紫色の頭花を上向きにつける。総苞片は粘らず、外片は披針形で、外側に張り出し、しばしば縁に毛がある。
分布の概要 北上山地に分布する。本州・四国・九州に分布する。
生育状況 山地のやや乾いた草原で、表土の深い所。
生存に対する脅威 森林開発、森林伐採、山菜としての盗掘など。
特記事項 根が太く垂直に伸び、地域によってはキクゴボウ、ヤマゴボウなどの名で漬物として賞味されている。
文献 亀山喜作(2011)早坂高原における植物相(秋季),岩手植物の会会報48:44-47
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