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オオムラサキシキブ
クマツヅラ科(シソ科)
Callicarpa japonica Thunb. var. luxurians Rehder
岩手県:Cランク        環境省:なし

形態 高さ2〜3mの夏緑広葉低木。若枝には微細な星状毛が密生するが、後に無毛となる。葉は対生し、楕円形で、縁には細かい鋸歯があり、厚く、やや光沢があり、裏面には細かな腺点が多い。6〜7月、腋生またはやや腋上生の大きい集散花序を出し、淡虹紫色の花を密につける。果実は球形で、紫色に熟す。
分布の概要 宮古市、山田町、釜石市、陸前高田市などに分布する。本州・四国・九州・琉球、朝鮮半島・中国(本土・台湾)に分布する。
生育状況 海岸近くの低木林の林内や林縁に生育する。
生存に対する脅威 果実が美しいことによる盗掘など。
特記事項 母種のムラサキシキブよりも大形となるが、中間形がある。
文献 吉田繁(1994)植物,「陸前高田市史第1巻自然編」(陸前高田市史編纂委員会編),29-408,陸前高田市
吉田繁(2000)椿島と青松島の植生,岩手植物の会会報37:16-28
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