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クロバナロウゲ |
バラ科 |
Comarum palustre L. |
岩手県:Cランク 環境省:なし |
形態 | 高さ30〜60cmになる多年草。地下茎は太く、泥の中を這うように広がる。地上茎はやや太く、下部は這いながら分枝し、上部は直立する。葉は互生し、5〜7個の小葉からなる羽状複葉、葉柄の基部は鞘になって茎を包む。葉の裏面は粉白色で、絹毛がある。7〜8月、枝の先端に暗紅褐色の花を数個つける。萼には毛があり、裂片は狭卵形で、鋭尖頭、副萼は小さい。花床には毛がある。 |
分布の概要 | 八幡平に分布する。北海道・本州(中部地方以北)、北半球の亜寒帯に分布する。 |
生育状況 | 山地〜亜高山帯の湿地や湖沼の縁などに生育する。 |
生存に対する脅威 | 踏み荒らし、湿地の乾燥化など。 |
特記事項 | 北半球の亜寒帯に生育する周北極植物で、太い根茎が広がることで、池沼の陸化を進める。葛巻町の生育地は絶滅した可能性が高い。 |
文献 | |
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