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トベラ |
トベラ科 |
Pittosporum tobira (Thunb.) W.T.Aiton |
岩手県:Cランク 環境省:なし |
形態 | 樹高2〜3mになる常緑広葉低木。幹は下部からよく分枝し、大きな株になる。葉は互生し、枝の上部に集まってつく。葉身は倒披針形または倒卵形で、革質で全縁、乾くと葉縁は内側に巻く。5〜6月、枝の先端に多数の花を散状につける。花は芳香があり、はじめ白色で、のちに黄色に変化する。さく果は円形で、その年の秋に熟し、その後、3片に裂開する。そこには粘着質の物質に包まれた赤朱色の種子がある。 |
分布の概要 | 山田町、大船渡市、陸前高田市に分布する。本州(岩手県・新潟県以南)・四国・九州・琉球、朝鮮半島に分布する。 |
生育状況 | 海岸の日当たりがよい岩角地に生育する。 |
生存に対する脅威 | 海岸開発、海岸整備(防潮堤建設など)、盗掘など。 |
特記事項 | 分布の北限にあたる。陸前高田市青松島は県の天然記念物に指定されている。 |
文献 | 吉田繁(1985)陸前高田沿岸部の植物―広田半島を中心に―,岩手植物の会会報22:6-13 笹村祥二(1975)岩手植物雑記(4),岩手植物の会会報12:11-14 |
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