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タチハコベ
ナデシコ科
Moehringia trinervia (L.) Clairv.
岩手県:Cランク        環境省:絶滅危惧U類

形態 高さ7〜20cmになる軟弱な一年草。茎は下部から枝状に分かれて広がり、下向きの短毛を密生する。葉は卵形〜広卵形で、両面に短毛があり、薄い。4〜8月、茎の上部の葉腋から伸ばした花柄の先に小型の花をつける。萼片は広い披針形で、白色の花弁の2倍の長さがある。さく果は萼片よりも短い。
分布の概要 奥羽山脈を除く県内各地に分布する。北海道・本州(北部)・四国・九州、北半球の温帯に分布する。
生育状況 山地の夏緑広葉樹林の林床や周辺の岩石上に生育する。
生存に対する脅威 森林開発、自然遷移など。
特記事項 個体数が少ないが、新たに生育地が発見された。
文献 小水内長太郎・高野祐晃(1986)種山・大森山及びその周辺の植物調査について,岩手植物の会会報23:20-27
小水内長太郎・鈴木弘文(1985)釜石・洞泉石灰山の植物,岩手植物の会会報22:1-5
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