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ネコシデ |
カバノキ科 |
Betula corylifolia Regel et Maxim. |
岩手県:Cランク 環境省:なし |
形態 | 樹高17m、胸高直径60cmになる夏緑広葉高木。樹皮は灰白色または帯白色で、平滑で横にはげる。小枝は暗紫褐色、無毛で光沢がある。葉は長枝で互生につき、短枝では2枚が対生状に互生する。葉身は卵状長楕円形から広楕円形でやや薄い。裏面がいちじるしい粉白色となる。5月、開葉と同時に開花する。雄花序は長枝の先端に3〜4個下垂し、雌花序は短枝に頂生して下向きに開く。果穂は円柱状で、上向きあるいは斜上する。 |
分布の概要 | 岩手山、焼石岳、経塚山、早池峰山、五葉山などに分布する。本州(近畿地方以北)に分布する。 |
生育状況 | 亜高山帯の斜面に生育する。オオシラビソなどの針葉樹と混生することがしばしばある。 |
生存に対する脅威 | 登山道の開設、自然遷移など。 |
特記事項 | 分布の北限にあたる。 |
文献 | 菊地政雄・小水内長太郎(1961)陸中早池峰連峰の植物,pp53,上西科学教育研究会,遠野市 |
写真 |