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トキソウ
ラン科
Pogonia japonica Rchb.f.
岩手県:Bランク        環境省:準絶滅危惧

形態 高さ10〜30cmの多年草。根茎は細く伸長する。茎は直立し、中央部にやや厚みのある長楕円形の葉を1個つける。6〜8月、茎頂に1個の紅紫色の花を横向きに半開する。苞葉は長楕円形で、茎と同じ方向に伸びる。背萼片は直立し、側萼片と側花弁は唇弁を覆うようにつく。唇弁の先端は複雑に変形し、肉質突起を多数つける。距はない。
分布の概要 県内各地に分布する。北海道・本州・四国・九州、朝鮮半島・中国・千島に分布する。
生育状況 日当たりよいミズゴケ湿原や低層湿原に生育する。
生存に対する脅威 湿原・草原開発、盗掘など。
特記事項 生育地、個体数とも減少している。
文献 鈴木まほろ・小水内正明(2010)春子谷地の植物相U,「春子谷地生物相調査報告書2」(春子谷地生物相調査グループ編),3-11,岩手県立博物物
瀬川幸一(1973)盛岡市岩山及びその附近の植物―古ノートの記録から―,岩手植物の会会報10:43-47
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