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エビネ
ラン科
Calanthe discolor Lindl.
岩手県:Bランク        環境省:準絶滅危惧

形態 高さ20〜40cmになる多年草。偽球茎は球形で、横に5〜10個が連結し、それぞれから水平方向に太い根を伸ばす。葉は2〜3枚で根出し、長楕円形で無毛、鋭頭、基部は狭い葉柄状になる。4〜5月、新しい葉が展開する直前に直立する花茎を伸ばし、総状にやや密に8〜15個の花をつける。花被片は暗褐色、萼片は狭卵形、側花弁はやや狭く、萼片と同長となる。唇弁は3深裂する。花被片の色には変化が多い。
分布の概要 県内各地に分布する。北海道(南西部)・本州・四国・九州・琉球、済州島に分布する。
生育状況 低山のスギ林、アカマツ林、雑木林などの林床に生育する。
生存に対する脅威 森林開発、森林伐採、盗掘など。
特記事項 山草愛好家の増加と共に、盗掘が多発し、絶滅した地域が多い。
文献 及川邦夫(1980)岩手県のエビネの分布,岩手植物の会会報17:10-13
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