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センダイスゲ |
カヤツリグサ科 |
Carex lenta D.Don var. sendaica (Franch.) T.Koyama |
岩手県:Bランク 環境省:なし |
形態 | 高さ10〜30cmの多年草。根茎は横に這い、長い匐枝を出す。基部の鞘は栗色で、糸網条に細裂する。稈は3稜形で、上部がざらつく。苞は有鞘で、上部は刺状、下部は小穂よりも長い葉身になる。小穂は3〜4個で柄があり、上部の1/3は雄花部、下方の2/3は雌花部となる。果胞は脈目立ち、やや開出した短毛をつける。 |
分布の概要 | 一関市、陸前高田市に分布する。本州・四国・九州、朝鮮半島・中国に分布する。 |
生育状況 | 疎林の林床で日当たりのよい岩上に生育する。 |
生存に対する脅威 | 森林開発など。 |
特記事項 | スゲの仲間としては数少ない秋(8〜10月)に開花・結実する。分布の北限にあたる。 |
文献 | 鈴木實(2000)岩手県南地方に新分布の植物について,岩手植物の会会報37:41-44 吉田繁・高野祐晃(2007)野島の植生および植物相とナキリスゲ(第2報),岩手植物の会会報44:29-34 |
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