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オクタマツリスゲ
カヤツリグサ科
Carex filipes Franch. et Sav. var. kuzakaiensis (M.Kikuchi) T.Koyama
岩手県:Bランク        環境省:絶滅危惧TA類

形態 高さ30〜60cmになる多年草。根茎は短く、叢生する。稈の基部の鞘は無葉で、赤紫色を帯びる。葉は深緑色で、前年の葉が花時まで残る。小穂は離れてつく。頂部の雄小穂は淡緑色、側小穂はまばらに数個の雌花をつける。雌鱗片は淡緑色で、果胞は有毛で、毛はない。
分布の概要 宮古市、花巻市に分布する。
生育状況 低木林の林床に生育している。
生存に対する脅威 踏みつけなど。
特記事項 個体数は非常に少なく、登山路に近い場所に生育するため、保全対策が必要となる。
文献 大森鉄雄(2001)岩手県に産する2,3の植物についてXIII,岩手植物の会会報38:16-19
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