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カキツバタ |
アヤメ科 |
Iris laevigata Fisch. |
岩手県:Bランク 環境省:準絶滅危惧 |
形態 | 高さ40〜90cmの多年草。根茎は分枝して多くの繊維で覆われる。葉は剣状で、中脈はない。5〜6月、花茎の頂部に2〜4個の花をつける。花は青紫色で、外花被片の拡大部は楕円形で垂れ、中央から爪部は白色〜淡黄色となる。内花被片は倒披針形で直立する。さく果は長楕円形となる。 |
分布の概要 | 八幡平市、滝沢市、盛岡市、花巻市、一関市などに分布する。北海道・本州・四国・九州、朝鮮半島・中国(東北部)・シベリア(東部)に分布する。 |
生育状況 | 水辺や低層湿原に生育する。 |
生存に対する脅威 | 湿地開発、盗掘など。 |
特記事項 | 盛岡市に県指定天然記念物「山岸のカキツバタ群落」があり、盛岡市の花に指定されている。 |
文献 | 菅原亀悦・有泉智之(1989)山岸カキツバタ群落調査報告書,57pp,盛岡市教育委員会 |
写真 |