| トップページ | RDBについて | RDBカテゴリー | 検索 |

オオバナノエンレイソウ
ユリ科(シュロソウ科)
Trillium camschatcense Ker Gawl.
岩手県:Bランク        環境省:なし

形態 高さ30〜40cmになる多年草。根茎は太く短い。葉は卵状菱形で、先端は急に短く尖り、基部は広いくさび形になる。4〜5月、茎頂に1個、やや横向きに大きな花を開く。内花被片は白色で、先端は尖らず、葯は花糸より長く、花粉は紫褐色となる。
分布の概要 洋野町、岩泉町、宮古市などに分布する。北海道・本州(北部)、朝鮮半島・中国(東北部)・ウスリー・サハリン・千島・カムチャツカ・シベリア(東部)に分布する。
生育状況 腐葉土の多い所に好んで生育する。
生存に対する脅威 森林開発、森林伐採、盗掘など。
特記事項 生育地が少ない。種間雑種が多く知られ、県内にもまれに見られる。
文献 猪苗代正憲(2000)県内のエンレイソウ属について,岩手植物の会会報37:37-38
写真