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ヒメヒゴタイ
キク科
Saussurea pulchella (Fisch. ex Hornem.) Fisch.
岩手県:Bランク        環境省:絶滅危惧U類

形態 高さ50〜150cmになる大型の一年草。根は地中に深く入る。茎には縦の隆起線があり、紫色の細毛をつける。根出葉は長披針形で、羽状深裂または全縁となり、花時にはなくなる。茎葉の基部は茎に流れて狭い翼となる。8〜10月、茎頂に多数の頭花を散房状につける。頭花は淡紅紫色または白色で、総苞は広鐘形、総苞片の先端に付属体がある。
分布の概要 北上山地に分布する。北海道・本州・四国・九州、朝鮮半島・中国(東北部)・サハリン・シベリア(東部)に分布する。
生育状況 日当たりのよい草原に生育する。
生存に対する脅威 草原開発、ニホンジカなどの食害など。
特記事項 生育地、個体数とも少ない。
文献 小水内長太郎(1965)遠野市六角牛の植物,岩手植物の会会報2:17-24
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