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カンチコウゾリナ |
キク科 |
Picris hieracioides L. subsp. kamtschatica (Ledeb.) Hulten |
岩手県:Bランク 環境省:なし |
形態 | 高さ20〜50cmになる一年草。根は紡錘状に伸び、茎はやや硬く、剛毛が密生し、下部から中部はよく分枝する。葉は倒披針形で、基部はしだいに狭まり、葉縁には粗い鋸歯がある。7〜8月、葉腋より数本の小枝を出し、それぞれに頭花をつける。頭花は濃黄色、総苞は黒緑色で、剛毛が多い。 |
分布の概要 | 早池峰山に分布する。北海道・本州(中部地方以北)、サハリン・千島・カムチャツカ・シベリアに分布する。 |
生育状況 | 高山帯の草原で、日当たりのよいやや乾性地に生育する。 |
生存に対する脅威 | 登山者による踏みつけ、自然遷移など。 |
特記事項 | 低地に生育するコウゾリナの高山帯型で、全国的に生育地は少ない。 |
文献 | 菊地政雄・小水内長太郎(1961)陸中早池峰連峰の植物,pp53,上西科学教育研究会,遠野市 |
写真 |