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キタノコギリソウ |
キク科 |
Achillea alpina L. subsp. japonica (Heimerl) Kitam. |
岩手県:Bランク 環境省:絶滅危惧U類 |
形態 | 高さ50〜80cmになる多年草。根茎を横に伸ばし、茎をまばらに叢生する。茎の上方でよく分岐する。葉は無柄で、くしの歯状に中〜深裂し、裂片に鋭鋸歯があり、しばしば反り返る。7〜9月、茎頂に頭花を密な散房花序につける。頭花の舌状花は白色あるいは淡紅色でやや大きく、6〜8個つける。総苞に散毛がある。 |
分布の概要 | 洋野町、久慈市、岩泉町、葛巻町などに分布する。北海道・本州(中部地方以北)、サハリン・南千島に分布する。 |
生育状況 | 海岸に近い草原や山地の草原で、日当たりのよい乾性地に生育する。 |
生存に対する脅威 | 海岸開発など。 |
特記事項 | 東日本大震災の大津波で一部の生育地は影響を受けた。 |
文献 | 関根清正(2011)洋野町に自生する岩手県絶滅危惧植物,岩手植物の会会報48:41-43 |
写真 |