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オオタヌキモ |
タヌキモ科 |
Utricularia macrorhiza Leconte |
岩手県:Bランク 環境省:準絶滅危惧 |
形態 | 長さ1m以上になる大型の浮遊生の多年草。水中葉の裂片は基部で大小2片に分かれ、細かく分裂し、大型から小型の捕虫嚢を多数つける。最終裂片には歯状突起がほとんどない。7〜9月、高さ10〜40cmの花茎を伸ばし、3〜16個の黄色の花をつける。仮面部は三角形で大きく盛り上がり微小な有柄腺をもち、下唇の両側はやや垂れ下がり、急に細長く、湾曲して尖頭となる。 |
分布の概要 | 一関市に分布する。北海道・本州(東北地方)、サハリン・アムール・シベリア・カムチャツカ・モンゴル・中国(北部)・北アメリカ(中部以北)に分布する。 |
生育状況 | ため池に生育する。 |
生存に対する脅威 | 圃場整備、水質汚染、浚渫、草取りなど。 |
特記事項 | これまでタヌキモとされた種はオオタヌキモとイヌタヌキモの一代雑種であることが明らかになった。本種の生育地は限定され、開花個体も少ない。 |
文献 | 高野祐晃(2009)岩手県産植物分布資料(12)オオタヌキモほか数種の分布について,岩手植物の会会報46:38-40 上野雄規(2011)岩手県一関市におけるオオタヌキモの分布,岩手植物の会会報47:3-8 |
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