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イワタバコ
イワタバコ科
Conandron ramondioides Siebold et Zucc.
岩手県:Bランク        環境省:なし

形態 高さ10〜20cmの多年草。根茎に褐色の長毛があり、1〜3枚の葉を束生する。葉には翼のある柄があり、楕円状倒卵形で、先端は尖り、不ぞろいの鋸歯がある。葉はやわらかく、表面の脈はへこんでしわのように見え、光沢がある。6〜8月、葉腋の間から1〜2個の散形花序を出し、多数の花をつける。花冠は紅紫色で、底部は白色地に黄橙色の斑紋がある。
分布の概要 花巻市、田野畑村、山田町、大槌町に分布する。本州・四国・九州に分布する。
生育状況 日当たりが悪く、垂直で湿性な岩壁に付着する。
生存に対する脅威 自然崩落などの攪乱、盗掘など。
特記事項 分布の北限にあたり、特殊な環境に生育するために分布は限定される。
文献 小守一男・千葉高男(2004)ハコネシダの生態的考察,岩手植物の会会報41:25-30
大森鉄雄(1996)岩手県に産する2・3の植物についてXI,岩手植物の会会報33:35-37
小水内長太郎(1990)イワタバコの分布について,岩手植物の会会報27:8-9
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