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スズサイコ |
ガガイモ科(キョウチクソウ科) |
Vincetoxicum pycnostelma Kitag. |
岩手県:Bランク 環境省:準絶滅危惧 |
形態 | 高さ40〜100cmになる多年草。根茎は短く、太いひげ根がある。茎は細く、直立する。葉は対生し、長披針形〜線状長楕円形で、表面の緑にわずかに短毛がある。7〜8月、茎の頂端や上部の葉腋から集散状の花序を出し、まばらに黄褐色の花をつける。萼裂片は三角状披針形で、花冠の裂片は開出、副花冠は直立し、卵形で短い。 |
分布の概要 | 県内各地に分布する。北海道・本州・四国・九州、朝鮮半島・中国・ダフリアに分布する。 |
生育状況 | 日当たりのよいやや乾性な草原に生育する。 |
生存に対する脅威 | 草原開発、自然遷移など。 |
特記事項 | 各地に生育する報告があるが、いずれも個体数は少なく、草原の減少とともに絶滅した地域が多い。 |
文献 | 千田貞蔵(1991)束稲山から消滅した植物,岩手植物の会会報28:16-19 藤元淳・須川直義・松岡洋一(1996)猊鼻渓の植物相,「猊鼻渓学術調査報告書」,4-26,東山町教育委員会 |
写真 |