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イヌセンブリ
リンドウ科
Swertia tosaensis Makino
岩手県:Bランク        環境省:絶滅危惧U類

形態 高さ10〜50cmの一年草。茎はしばしば基部から分枝し、紫褐色を帯びる。茎葉は倒披針形で、先端は鈍い。10〜11月、狭い円錐花序をつけ、淡紫色の条がある白色の花をつける。花冠は5深裂し、裂片は披針形で、基部に2個の蜜腺溝があり、その周囲に長毛がある。
分布の概要 県内各地に分布する。本州・四国・九州、朝鮮半島・中国に分布する。
生育状況 ため池の縁などの低地の湿性地に生育する。
生存に対する脅威 開田、宅地造成、盗掘など。
特記事項 全草に渋みがない。分布の北限にあたる。
文献 大森鉄雄(2012)花巻市のため池・湿性地の植物U―花巻市石鳥谷町域のため池等における水生・湿生植物,花巻市文化財調査報告書6:1-50
関根清正(2003)私の35年間植物観察記録,岩手植物の会会報40:51-52
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