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ハマボウフウ
セリ科
Glehnia littoralis F.Schmidt ex Miq.
岩手県:Bランク        環境省:なし

形態 高さ5〜50cmになる。根はゴボウ状で長い。全体に白毛が多い。茎は多少、枝に分かれる。葉は1〜2回3出羽状複葉で、小葉や裂片は広く、先端は丸く、鋸歯があり、厚い。6〜7月、密な複散形花序をつけ、白色あるいは淡紫色の花をつける。果実は広楕円形で、分果は多肉で、髀は太く、背面に毛がある。
分布の概要 沿岸に分布する。北海道・本州・四国・九州・琉球、朝鮮半島・中国・アムール・ウスリー・サハリン・千島に分布する。
生育状況 海岸の砂丘に生育する。
生存に対する脅威 海岸開発、海岸整備(防潮堤建設など)、盗掘など。
特記事項 生育地が少なくなった。東日本大震災の大津波の影響を受けたが、個体数は回復しつつある。しかし、防潮堤建設などによって消失する可能性が高い。栽培もされ、若葉や若芽を食用にする。根は漢方で使用される。
文献 関根清正(2011)洋野町に自生する岩手県絶滅危惧植物,岩手植物の会会報48:41-43
高橋大等(1996)三陸海岸の海浜植生T,岩手植物の会会報33:26-34
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