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ミズマツバ |
ミソハギ科 |
Rotala mexicana Cham. et Schltdl. |
岩手県:Bランク 環境省:絶滅危惧U類 |
形態 | 高さ3〜10cmの小型の一年草。茎の基部は地表を這い、分枝しながら立ち上がる。葉は3〜4個が輪生し、線形〜長披針形で細かい。8〜10月、葉腋に花を単生し、淡い紅色を帯びる。花弁はなく、釣り鐘状の萼筒の中に雄ずいが2〜3個ある。さく果は球形で、長さは萼の2倍で、3裂する。 |
分布の概要 | 花巻市、西和賀町、北上市、奥州市などに分布する。本州(岩手県以南)・四国・九州・琉球、朝鮮・中国・フィリピン・インド・カフカズ・中央アジア・アフリカに分布する。 |
生育状況 | 平地の水田や湿地など、わずかに地表水があるような泥質地に生育する。 |
生存に対する脅威 | 圃場整備、農薬汚染、自然遷移など。 |
特記事項 | 従来は水田雑草と取り上げられてきたが、水田を取り巻く環境の変化によって、いずれの地域でも減少が進んでいる。 |
文献 | 大森鉄雄(2010)花巻市のため池・湿性地の植物T―旧花巻市域のため池・湿性地における水生・湿生植物,花巻市文化財調査報告書4:1-35 |
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