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アイヌタチツボスミレ |
スミレ科 |
Viola sacchalinensis H.Boissieu |
岩手県:Bランク 環境省:なし |
形態 | 高さ10〜25cmになる有茎性の多年草。根茎は木化し肥厚する。葉は円心形で、やや厚く、光沢があり、裏面はやや紫色を帯びる。茎の上部の葉は急に尖る。托葉は浅く羽裂する。5〜6月、花柄は茎上に腋生し、淡紫色の花を開く。側弁に白毛があり、距は白色で、先端から背面にかけて縦溝がある。 |
分布の概要 | 岩泉町、奥州市、釜石市、住田町などに分布する。北海道・本州(中部地方以北)、南千島・サハリン・カムチャッカ・朝鮮半島(北部)・中国(東北部)・シベリアに分布する。 |
生育状況 | 石灰岩地帯や蛇紋岩地帯の森林の林床に生育する |
生存に対する脅威 | 森林開発、森林伐採など。 |
特記事項 | 近縁種のタチツボスミレと類似するが、生育環境は大きく異なり、個体数は少ない。 |
文献 | 猪苗代正憲(2002)2001年に出会った植物から,岩手植物の会会報39:14-15 |
写真 |